水土里ネットとは
水土里ネット山口とは
【水土里(みどり)ネット】とは、
全国に約4,300ある《土地改良区》と、
土地改良区や土地改良団体を会員とする48の《全国土地改良事業団体連合会》を、
身近で親しみやすい組織として、地域に認知してもらう目的でネーミングされた愛称です。
【水土里ネット山口】は、各都道府県に1つずつある土地改良事業団体連合会の、山口県の連合会を指します。
《土地改良区とは》
都道府県知事の認可によって設立され、土地改良事業を行政に代わって実施する農業営む人々で作る組織です。
主な業務は、田んぼの区画整理や整備、水路やため池を含む農業用用排水施設の新設・変更、および維持管理を行っています。
《全国土地改良事業団体連合会とは》
土地改良区や市町村などの土地改良事業を行う者の協同組織で、各都道府県と全国の48の連合会で構成されています。
土地改良事業の適切な実施や土地改良区等の効率的な運営のため、農業・農村を基盤から支える技術的な支援・情報提供等を会員農家に行っています。
体系図
水土里ネットの意味
【水】は、農業用水・地域用水を表現しています。
【土】は、土地・農地・土壌を表現しています。
【里】は、農村空間・農家や地域住民の方々の生活空間を表現しています。
これら3つの要素で構成される【水土里(みどり)】は、豊かな自然環境・美しい自然を意味し、
おいしい水・きれいな空気など清廉なイメージを表現しています。
水土里ネット山口の役割
山口県は県土の7割を中山間地域が占め、農業をするのに不利で農業経営のビジョンを描きにくい地域です。
しかし、山口県で暮らす私たちや日本の国民の生活を守る上で、水資源をたくわえたり、国土の保全など多くの機能を持っている地域ともいえます。
だからこそ、先人たちが築き、守り続けてきた農業・農村文化を次世代につなげる必要があります。
水土里ネット山口は、国・県・市町・水土里ネット及び関係団体と緊密に連携し、長年培ってきた技術と経験を最大限に活用し、農業・農村の更なる発展を目指し、下記を基盤とした各種の事業を行っていきます。
私たちは、農業用水や地域用水等の水路により、農村の健全な水循環を形成し、農地を潤すことで、安全で安心な「食」と「農」の基盤づくりを担うと共に、これが国民共有の財産である美しい農村の礎となっていることを、1人でも多くの国民および地域住民にアピールします。
私たちは、農村で発生する有機性資源(集落排水汚泥等)の農地への還元など、廃棄物のリサイクルによる資源循環を通じ、循環型社会の構築に取り組みます。
私たちは、人、物、情報のつながりにより、農家のみならず、地域住民や都市住民と連携して、「水」「土」「里」を創造し、都市と農村の共生対流を促進します。